- 製品事例名
- 2トーチ・TIGバット溶接装置
ステンレス線材はX型アタッチメント等での抵抗バット溶接では溶けバリが酷くそのままでは製品になりません。
それを改善する為にTIG溶接で接合すると固定治具と作業時間とそれなりの熟練を要します。
弊社の2トーチ・TIGバット溶接装置は上記の難題を解決する物です。
溶接電源は1台ですがトーチは2本取付出来ます。
トーチを180°逆の位置で向かい合わせ交互にアークを出します。
溶接電流は溶接機に設定した値で双方共同じ電流ですがアークスポット時間を任意に設定出来ます。
Φ1はトーチ1つで1回アークします。
線径が太くなると2本のトーチで交互にアークを出しおおよそΦ4位まで可能です。
それ以上のワイヤー系になった場合1回交互にアークを出した後ワークを90°位置を回転させてもう1度交互にアークを出します。
合計4回のアークでΦ6位迄の線材バットが可能です。
線材固定電極治具はV溝加工をしてありますので複数の種類のワークが固定出来ます。
尚、セットはエアーシリンダーにて固定しますので溶接後の位置ズレも少ないです。
ワーククランプと同時に遮光板がスライドして出て来ますので目の保護にもなります。
トーチはダイヤルによるスライド調整が±10m/m出来ますのでワークが変わってもトーチ位置の微調整はスムーズに出来ます。